SKY B737-800 (2005〜)

B737-800は、ボーイング史上空前のベストセラーとなっている小型双発機B737シリーズの中心となる機種である。
現在生産されている600〜900型は「次世代(Next Generation)737」と呼ばれ，これまでのB737シリーズをベースにコクピットやキャビン，主翼，エンジンなど大幅に新設計したシリーズとなっている。
800型はその中で大きい方から2番目にあたるモデルで、キャパシティはB737-400の後継にあたる170席クラス。
これまでに販売された次世代737の半分以上を本機種が占めることからも、いかに世界中のエアラインで人気機種となっているかが分かる。
翼端のブレンディッドウィングレットはオプションであるが、現在では大半のエアラインが納入時もしくは後付けで採用しており「次世代737のトレードマーク」となりつつある。

2005年12月、これまでB767の単一機種で運航してきたスカイマークに本機種が加わった。
既存のB767-300ではオーバーキャパシティとなる神戸線に最適な機種として選ばれたB737-800は、他の路線にも次々と就航し新たなエースとして活躍の幅を広げている。
スカイマークでは今後も本機種を大量導入し、2008年の羽田−旭川線を口火にB737が最も得意とするローカル線に帰ってくる。
6号機まではJALやANAと異なりウィングレットを取り付けずに導入されたが、7号機からは今や標準的なウィングレット装備となっている。

Part 1 (JA 737H, 737K, 737L)

「日本のエアライン2008-2009」 イカロス出版, 2008年
「新・旅客機型式シリーズ3 日本のBoeing 737」 イカロス出版 2008年

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