|
CRJ700は、カナダのボンバルディアが開発した双発リージョナルジェット機である。
50席クラスのリージョナルジェット機としてベストセラーになったCRJ100/200の胴体を約6mストレッチして70席クラスとした。
それに合わせて、主翼の大型化、エンジンと着陸装置の強化、そしてキャビンの快適性向上などの改修が各部に行われている。
ライバルとなるエンブラエルERJ170よりボディが細いものの、重量が軽く運航経済性をアピールポイントにしている。
2009年、これまでCRJ100/200を運航してきたIBEXエアラインズが日本で初めて本機種を導入した。
同クラスの機材としてはジェイエアとフジドリームエアラインズがERJ170を運航しているが、IBXでは共通性を重視して選ばれた。
紺色とマゼンタの塗装がスマートなスタイルを引き立て、小粒ながらフラッグシップの風格を十分に醸し出している。
機内は標準的な2-2配列の70席で、頭上の荷物入れが拡大されるなど、B737やA320といった小型機に近い居住性を実現した。
現在は9機のフリートで仙台空港をベースに日本各地を結んでいる。

BOMBARDIER CL-600-2C10/CRJ-700NG (JA 05RJ)
| 登録記号 |
型式 |
製造番号 |
登録年月 |
抹消年月 |
座席仕様 |
備考 |
| JA 05RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10279 |
2009.07 |
|
Y70 |
|
| JA 06RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10303 |
2010.06 |
|
Y70 |
|
| JA 07RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10327 |
2011.07 |
|
Y70 |
|
| JA 08RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10333 |
2012.05 |
|
Y70 |
|
| JA 09RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10334 |
2013.02 |
|
Y70 |
|
| JA 10RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10340 |
2014.10 |
|
Y70 |
|
| JA 11RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10344 |
2015.06 |
|
Y70 |
|
| JA 12RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10345 |
2016.06 |
|
Y70 |
|
| JA 13RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10346 |
2017.04 |
|
Y70 |
|
| JA 14RJ |
CL-600-2C10/CRJ-700NG |
10347 |
2018.05 |
|
Y70 |
むすび丸ジェット |
|
CRJ-700 (国内線) |
| 全長 |
32.5 m |
| 全幅 |
23.2 m |
| 全高 |
7.6 m |
| 巡航速度 |
878 km/h |
| 航続距離 |
2,794 km |
| 最大離陸重量 |
33.0 t |
| エンジン |
GE CF34-8C5 6,260 kg ×2 |
| 座席数 |
Y70 |
「日本のエアライン2009-2010」 イカロス出版, 2009年
写真・イラストについては著作権のみ保持しますが、利用についての制限は設けません。
正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、誤りがあれば報告していただければ幸いです。
|