SFJ A320-200 (2005〜)


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機種概要

A320は、ヨーロッパのエアバスインダストリーがボーイングB737やマクドネルダグラスMD-80に対抗すべく新規開発した小型双発機だ。
B737や同じフランスのダッソー・メルキュールと同様に、2基のエンジンは主翼下に取り付けられたウィングマウント方式となっている。
操縦システムはA300から大幅に進化し、完全に電子化されたフライバイワイヤが導入された。
操縦輪はサイドスティックに置き換えられ、操縦資格は大型機のA330/340や超大型機のA380と共通化された。

2006年3月、スターフライヤー(SFJ)が羽田−新北九州に就航するにあたり、本機種が運航機材として選ばれた。
SFJは、ビジネス需要の取り込みを狙って通常160〜170席のところが144席とゆったりした配置を採用した。
さらに革張りの座席にはパーソナルモニターを装備し、国内線では珍しくビデオ・オーディオプログラムを自由に選べる方式を採用した。
国際線のプレミアムエコノミーに匹敵する、まさに国内線ナンバーワンのサービスをひっさげた革命児となりつつある。
現在はシャークレット付きの国際線対応機を含む12機までフリートを増強し、国内線のほか台北線を運航している。
主力としてきたA320在来型の生産終了が見えてきた中で、A320neoファミリーの導入など次の機材展開が気になる時期となっている。


スターフライヤー A320
AIRBUS A320-214W (JA 20MC) 現行塗装

フリートリスト
登録記号 型式 製造番号 登録年月 抹消年月 座席仕様 備考
JA 01MC A320-214 2620 2005.12 2013.10 売却 現ブエリング航空 EC-LZZ
JA 02MC A320-214 2658 2006.01 2014.02 売却 現ブエリング航空 EC-MBK
JA 03MC A320-214 2695 2006.02 2013.12 売却 現フロンティア航空 N223FR
元 Hello! KIX
JA 04MC A320-214 3025 2007.02 2014.10 売却 現フリーバードヨーロッパ 9H-FHB
元 Hello! KIX
JA 05MC A320-214 4555 2011.02 Y150
JA 06MC A320-214 4720 2011.06 Y150
JA 07MC A320-214 5102 2012.04 Y150
JA 08MC A320-214 5393 2012.12 Y150 Heart of Kitakyushu
JA 09MC A320-214 5512 2013.03 Y150
JA 20MC A320-214W 5652 2013.06 Y150
JA 21MC A320-214W 5773 2013.09 Y150
JA 22MC A320-214W 5862 2013.11 Y150
JA 23MC A320-214W 5931 2014.01 Y150 Spirit of Kitakyushu
JA 24MC A320-214W 7414 2016.12 Y150
JA 25MC A320-214W 8334 2018.06 Y150 国際線対応
JA 26MC A320-214W 8466 2018.10 Y150 国際線対応
JA 27MC A320-214W 8964 2019.10 Y150 国際線対応

スペック
A320-200
シャークレット無
A320-200
シャークレット有
全長 37.6 m
全幅 34.1 m 35.8 m
全高 11.8 m
巡航速度 840 km/h
航続距離 5,500 km
最大離陸重量 70.0 t
エンジン CFMI CFM56-5B4 12,250 kg ×2
座席数 Y150

写真(工事中)

Part 1 (JA 01MC, 02MC, 03MC, 04MC)


参考文献

「日本のエアライン2008-2009」 イカロス出版, 2008年
「旅客機型式シリーズ8 Airbus A320/A330/A340」 イカロス出版 2003年


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