JJP A320-200 (2012〜)


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機種概要

A320は、ヨーロッパのエアバスインダストリーがボーイングB737やマクドネルダグラスMD-80に対抗すべく新規開発した小型双発機だ。
B737や同じフランスのダッソー・メルキュールと同様に、2基のエンジンは主翼下に取り付けられたウィングマウント方式となっている。
操縦システムはA300から大幅に進化し、完全に電子化されたフライバイワイヤが導入された。
操縦輪はサイドスティックに置き換えられ、操縦資格は大型機のA330/340や超大型機のA380と共通化された。

2011年、日本航空(JAL)とLCC大手ジェットスターの協業によりジェットスタージャパン(JJP)は誕生した。
機材はジェットスターグループ共通のA320を選定し、2012年4月に初号機JA01JJが納入された。
ボーイング一辺倒のJALグループであるが、A300-600R以来久々にエアバス機がフリートに加わることとなった。
エンジンは国内他社がCFM56を軒並み採用する中でV2500を選択し、細身のエンジンカウルが機体の大きな特徴だ。
機内はLCC標準ともいえるモノクラス180席で、2012年7月から成田空港を拠点に国内線の運航を始めた。


ジェットスタージャパン A320
AIRBUS A320-232W (JA 08JJ) 現行塗装

フリートリスト
登録記号 型式 製造番号 登録年月 抹消年月 座席仕様 備考
JA 01JJ A320-232 5093 2012.04 Y180
JA 02JJ A320-232 5145 2012.05 Y180
JA 03JJ A320-232 5161 2012.06 Y180
JA 04JJ A320-232 5245 2012.08 Y180
JA 05JJ A320-232 5274 2012.09 Y180
JA 06JJ A320-232W 5281 2012.10 Y180 2014.06 シャークレット装着 A320-232Wに改修
JA 07JJ A320-232W 5355 2012.11 Y180 2014.07 シャークレット装着 A320-232Wに改修
JA 08JJ A320-232W 5492 2013.02 Y180
JA 09JJ A320-232 5499 2013.03 Y180
JA 10JJ A320-232 5520 2013.03 Y180
JA 11JJ A320-232W 5598 2013.04 Y180
JA 12JJ A320-232W 5618 2013.05 Y180
JA 13JJ A320-232W 5649 2013.06 Y180
JA 14JJ A320-232W 5695 2013.08 Y180
JA 15JJ A320-232W 5701 2013.09 Y180
JA 16JJ A320-232W 5717 2013.09 Y180
JA 17JJ A320-232W 5732 2013.09 Y180
JA 18JJ A320-232W 5796 2013.10 Y180
JA 19JJ A320-232W 6296 2014.10 Y180
JA 20JJ A320-232W 6381 2014.12 Y180
JA 21JJ A320-232W 5885 2017.02 Y180 2013年製造 JA20JJ キャンセル
2013.12〜2016.10 ブエリング航空にリース EC-LZE
JA 22JJ A320-232W 5877 2018.03 Y180 2013年製造 JA19JJ キャンセル
2014.03〜2016.12 ブエリング航空にリース EC-LZM
JA 23JJ A320-232W 5940 2018.10 Y180 2014年製造 JA21JJ キャンセル
2014.01〜2018.08 ブエリング航空にリース EC-LZF
JA 24JJ A320-232W 8429 2018.09 Y180
JA 25JJ A320-232W 8842 2019.03 Y180

スペック
A320-200
シャークレット有
A320-200
シャークレット無
全長 37.6 m
全幅 35.8 m 34.1 m
全高 11.8 m
巡航速度 863 km/h
航続距離 4,800 km
最大離陸重量 77.0 t
エンジン IAE V2527-A5 11,250 kg ×2
座席数 Y180

参考文献

「日本のエアライン2012-2013」 イカロス出版, 2012年


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